『為せば成る 為さねば成らぬ何事も』~ハートライフ高柳 お客様の声~

目次
今回お話を伺ったお客様
Y様 90代 要介護2
ご自宅にてご夫婦で暮らされていましたが、次第にお二人で暮らしていくことが難しくなり2024年7月にハートライフ高柳に入居となりました。Y様が入居された同時期に、ご主人は同じアクタガワのハートフルホーム藤枝青葉町に入居されました。
この度、アクタガワの社内で毎年行われている生活リハビリ大賞の『大賞』を受賞されたY様。受賞のきっかけとなったご主人へのポテトサラダ作りや、ハートライフ高柳での暮らしについてお話を伺いました。
生活リハビリ大賞とは
生活リハビリ大賞とは、アクタガワの施設で行われている『生活リハビリ』を通してお客様の「生きがい」や「自己実現欲求」「承認欲求」に対して働きかけた、または働きかけている取り組みや事例にフォーカスを当てた表彰制度です。
エントリーされた事例を本社のスーパーバイザーの審査や職員投票を経て大賞が決められます。お客様の生きがいの創出に繋がっているか、多職種による関わりが効果を発揮しているか等を基準に審査が行われています。
『為せば成る 為さねば成らぬ何事も』父親から言われたその言葉が好き
ハートライフ高柳への入居は、娘様が決めてくれたのがきっかけだとY様。最初は慣れない土地で戸惑いもあったようですが、だいぶ施設での暮らしにも慣れてきたそうです。
普段は併設されているデイサービスに通われており、レクリエーションなどに参加されています。特に午前中に職員が行う体操は毎回真剣に取り組まれているそうです。
「形だけではやりたくないからね。(職員も)勉強して頑張って体操をしてくれてるから、それに応えたいと思う」
何事にも真剣に一生懸命取り組まれるのは、昔からの性格のようです。お父様が厳しい方だったそうで、特に学問についてはうるさかったと笑いながら昔話をしてくださいました。
「父から『為せば成る 為さねば成らぬ何事も』って教えられてね。私はその言葉が好きなのよ」
正に今回の生活リハビリ大賞もY様の「為せば成る」というお気持ちから授賞できたものだと感じられました。
長距離の歩行も可能に
入居当時は、食堂から居室までの移動も介助が必要なほどでした。自宅にいた頃は寝て過ごすことが多く、筋力も落ちてしまい少しの距離でも移動が大変だったそうです。
「今はこれ(歩行器)があるからいいよ。どこまでも歩けそう」
現在では歩行器を使い、長い距離も歩けるようになりました。歩行訓練やリハビリ専門職による個別機能訓練、デイサービスでの体操やレクリエーションへの参加など、日々の積み重ねだとY様は仰います。
ご自分で成長したところはどこだと思うか尋ねると「最近は腰が伸びるようになってきたよ」と、歩行器を押す時もピンと背筋を伸ばして歩行されている姿が印象的でした。
『生活リハビリ大賞』大賞受賞
今回「生活リハビリ大賞」受賞のきっかけとなったポテトサラダ作りについて、お話を伺いました。
Y様のポテトサラダ作り
現在ハートフルホーム藤枝青葉町に入居されているご主人から「奥さんの作ったポテトサラダを食べたい」というお言葉があり、ご主人の願いを叶えるべくY様ご指示のもとハートライフ高柳のお客様皆様でポテトサラダ作りを行うことになりました。
ポテトサラダを作るにあたり材料の買い出しにも行かれ、当時のレシピを思い出しながらお客様と一緒にポテトサラダを作りました。その結果は大成功。ご主人と4カ月ぶりに再会を果たしたY様は、お二人で仲良くポテトサラダを召し上がりました。
詳細は以下の記事でご紹介しています。
思いがこもっているからおいしくなる
実は料理が得意ではないと仰るY様。昔は調理も思いついたものを簡単に作っていたと笑われていました。そのため、ご主人が「奥さんのポテトサラダを食べたい」と言っていたと聞いた時は驚いたと仰っていました。
お話を伺う中で、女学校の時の家庭科の先生の思い出話がありました。
「百姓が一生懸命作ったお米は、思いがこもっているからおいしくなる、と教わったことがある。そうやって作っている人の思いが料理に入り込むんじゃないかな。それがおいしくなる秘訣」
ポテトサラダは昔のことを思い出しながら作ったそうですが、作った後であれも入れればよかったと思い出すことがあったそうです。またリベンジ出来たらしたいと仰っていました。
「ここで成長できたから、ここにも恩返ししたいと考えている」
ポテトサラダを作ってご主人に振舞うというひとつの目標を達成したY様に、次にやってみたいことをお聞きしました。
Y様は日本舞踊や社交ダンスを長年されており、今後はまたダンスにも挑戦してみたいそうです。お話を伺っている中で実際にダンスの手の動きや簡単なステップを披露してくださいましたが、長年されてきた動きが体に染みついているようで、ひとつひとつが滑らかで美しい動きでした。今にもダンスを踊れてしまいそうだとお伝えすると、はにかむような笑顔を見せてくださいました。
今後の目標として『100歳のお祝いで訪問してくださる市長さんの前でダンスを披露する』ということを掲げているY様。そのために現在は筋力やバランス能力の強化を目指しています。
また、ハートライフ高柳について伺うと、良いところだよと笑顔が見られました。
「職員もよく気付いてくれるし、大変な仕事だと思うけどよくやってくれる」
1日を安全に過ごすことができた、ということは大切なことだと仰る姿が印象的でした。色々な人がいるけれど、誰とでも仲良くすることが1番だということもお話されていました。
「ここで成長できたから、ここにも恩返ししたいと考えている」と、最後にお気持ちを聞かせてくださいました。ハートライフ高柳に入居したことによって、日々成長を続けるY様。Y様の明るい表情が、高柳での暮らしを楽しんでいることを何よりも物語っていました。
『為せば成る 為さねば成らぬ何事も』という言葉を胸に、Y様の挑戦はこれからも続きます。

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