ハートライフ押切 ハートライフストーリー第8話|お客様、ご家族様、社会を幸せにするために
目次
※食事中のため、マスクを外して撮影しています。
今回のハートライフストーリーの主人公は、I様です。I様は2019年7月に入居、入居当初から持病があり、2022年3月にご逝去されました。今回物語の主人公になった理由は、施設長が2023年6月のある日、お客様の送迎の帰りに偶然I様のご家族様とお会いしたことがキッカケです。I様のハートライフ押切での生活を振り返っていきたいと思います。
心に響く「こんにちは」
キーボード・ハーモニカのコラボによるコンサート
※記念撮影のため、マスクを外して撮影しています。
当時、同じ入居者のF様が理学療法士と作業療法士の協力のもと昔経験のあるハーモニカ演奏に挑戦しており、施設内で定期的にハーモニカ演奏会を開いていました。
この演奏会で一番刺激を受けたのが隣で演奏を聴いていたI様でした。「わたしも昔はピアノを弾いていたのよ」とチャレンジ精神に火がつきました。まずは一人で練習をされ、ある程度慣れてきたら、F様と一緒に練習しました。I様はF様のペースにうまく合わせていきます。
お客様の前で「ハーモニカとピアノのコンサート」を開催した際、大変好評で、終わった後は拍手喝采でした。
理学療法士との歩行訓練
I様は筋肉に関係する持病があり普段は車イスです。下肢筋力が落ち始めた中、自分の足で歩きたいという夢を強く持たれていました。現実的にはなかなか難しい状況でしたが、理学療法士の指導のもと、まずは立位の訓練から始まりました。
立位の状態が安定するといよいよ歩行器を使用しての歩行訓練です。その日の体調にもよりますが、徐々に歩行の距離を伸ばし、一歩から始まった歩行距離を最終的には11mまで伸ばすことができました。(施設長が毎月発行している紙面より)
毎月第3日曜 喫茶「信」
※食事中のため、マスクを外して撮影しています。
I様は定期開催の喫茶の「信」を毎月楽しみにされていました。リハビリを兼ねて、コーヒーの豆挽きのお手伝いもしていました。
息子様がご来店されることもありました。コーヒーを入れる前の施設長の話を、ご家族揃って大いに笑っていらっしゃいました。
たいへん楽しく、おいしく、貴重な時間でした。
生活リハビリクラブ押切「食べ歩きクラブ」
※記念撮影と食事中のため、マスクを外して撮影しています。
ハートライフ押切には様々なクラブ活動があり、I様は自分でお店まで行って食べたいものを食べるという 「食べ歩きクラブ」に所属していました。この日は「お寿司」が食べたいということで、近くの吉野鮨に行ってきました。理学療法士の手も借りながら、頑張ってご自身で自走され、ハートライフ押切から70m程の距離にある寿司屋に向かいます。
ようやく到着し、クラブのメンバーと一緒にお寿司をいただきました。頑張ったあとに食べるお寿司はさぞ美味しかったことでしょう。
フラワー教室 華道コンクールに出展
※記念撮影のため、マスクを外して撮影しています。
フラワー教室では、講師のアドバイスを聞きながらいつも積極的に参加されていました。
2022年アクタガワの車内で行われる華道コンクールには、I様の作品をハートライフ押切代表として出展させていただきました。
I様の作品です。
いろいろな場所へお連れし外出を楽しみました
※記念撮影のため、マスクを外して撮影しています。
駐車場に咲いている「河津桜」です。
毎年恒例、押切八幡神社へ元旦の「初詣」に行きました。
仲間の皆様と共に記念写真です。
蜂ヶ谷にある「花桃」一番最高のときに花見に行ってきました。
由比にある広重美術館まで足を伸ばし、見学に行ってきました。
2022年3月 お誕生日
※記念撮影のため、マスクを外して撮影しています。
誕生日のお祝いに、ご家族様よりきれいな花束が届きました。優しいピンク色の花々はI様によくお似合いになりました。
本当に突然の別れ 安らかに
※記念撮影のため、マスクを外して撮影しています。
お誕生日の翌日、満開の河津桜をバックに写真撮影をしました。この日の夕方、I様は本当に安らかに85年間の人生の幕を閉じました。
担当者のコメント
『お客様を幸せにし、ご家族様も幸せにし社会を幸せにするために ハートライフ押切の目指すところの「ハートライフ」』
「幸せ」の基準は人それぞれですが、普段忙しくてもご利用者様やご家族様のそれぞれの時間を充実させることが出来れば豊かな生活を送ることが出来、それは人を「幸せ」にすることに繋がってくると思います。ハートライフ押切はご利用いただくすべての方に豊かな生活を送っていただけるようこれからも活動していきます。
この老人ホームの詳細は
ハートライフ押切(静岡市清水区・サービス付き高齢者向け住宅)